最終更新日: 2026年10月18日
カーリースの審査に通らないとき、その理由は多くの場合「収入・支払い能力」「信用情報」「申込内容の不備」のいずれかに整理できます。まずは原因の当たりをつけ、そのうえで落ちた後にやるべきことを順番に進めるのが現実的です。この記事では、審査に通らない主な理由と、落ちた後の具体的な対処法(信用情報の確認、申込内容の見直し、再申込の考え方)を、各機関・各社の公表情報をもとに整理します。なお、どの会社を選ぶかという比較は別記事(審査が甘いのはどこ?6社の審査体制を比較)で扱います。
カーリースの審査に通らない主な理由
各社は具体的な審査基準を公表していないため、以下は一般にカーリースやローンなどの与信審査で確認されると言われている観点です(各社が個別の基準を公表しているわけではありません)。自分がどれに当てはまりそうかを考える手がかりとして整理します。
収入・支払い能力に関するもの
毎月のリース料金を継続して支払えるかどうかは、審査で見られる代表的な観点とされています。収入の金額そのものだけでなく、収入が安定的・継続的かどうか、他社からの借入や毎月の返済がどの程度あるか(返済負担の割合)なども関係すると一般に言われています。なお「年収◯万円以上」といった具体的な基準を公表している会社は確認できませんでした。
信用情報に関するもの
過去のローンやクレジットカードの支払いで、長期の延滞や、いわゆる金融事故に該当する記録がある場合、審査に影響すると一般に言われています。心当たりがある場合は、後述の方法で自分の信用情報を確認できます。
申込内容の不備・誤りに関するもの
氏名・住所・電話番号・勤務先・年収などの入力に誤りや記入漏れがあると、正しく審査が進まないことがあります。申込は正確に行うことが基本です。
短期間に複数社へ申し込んでいるもの
ローンやリースなどの申込を行った事実は、一定期間、信用情報機関に記録されます。短期間に何件も申し込むと、その記録から影響が生じる可能性があると一般に言われています。申し込みは計画的に行うほうが無難です。
落ちた理由は原則開示されない。まず「信用情報」を自分で確認する
カーリース会社は、審査に通らなかった具体的な理由を申込者に開示しないのが一般的です。理由が分からないまま次に進むより、まず自分の信用情報を確認して現状を把握するのが有効です。
信用情報は、CIC(株式会社シー・アイ・シー)やJICC(株式会社日本信用情報機構)といった指定信用情報機関で、本人が自分の情報を開示請求して確認できます。
- CIC:スマートフォンを使ったインターネット開示に対応しており、利用手数料は500円(税込)です(2026年9月時点/CIC公式)。マイナンバーカードとスマホアプリによる本人確認が必要で、初回開示から96時間以内の再開示は無料とされています。郵送での開示にも対応しています。
- JICC:本人による開示に対応しています(スマートフォンまたは郵送)。開示では、利用金額・残高・入金状況(遅延の有無)・法的手続きの有無などが確認できます。利用手数料は改定されることがあるため、金額はJICC公式サイトでご確認ください。
開示報告書では、支払い状況の欄に延滞の記録がないか、また金融事故に関する記録(いわゆる「異動」など)がないかを確認します。これらの情報は一定期間が経過すると削除されますが、登録される期間は情報の種類によって異なります(正確な登録期間は各機関の公表情報でご確認ください)。なお、銀行系のローンなどでは、KSC(全国銀行個人信用情報センター)という別の機関が使われることもあります。
審査に落ちた後にやるべきこと
原因の当たりがついたら、次の順番で対処を検討します。
1. 信用情報を確認し、誤りがあれば訂正を申し出る
前述の方法で信用情報を開示し、身に覚えのない記録や誤りがある場合は、各信用情報機関の手続きに沿って調査・訂正を申し出ることができます。まずは事実確認が出発点です。
2. 申込内容を見直す
入力の誤り・記入漏れがなかったかを確認します。あわせて、より価格の抑えられた車種やグレードを選ぶ、契約年数を調整するなど、毎月の負担が軽くなる条件に見直すことも選択肢です(無理のない支払い計画にすること自体が目的です)。
3. 連帯保証人を検討する
会社によっては、審査の結果に応じて連帯保証人を付けることで、あらためて審査を受けられる場合があります。たとえばオリコで乗ーるは、審査後に連帯保証人が必要となる場合がある旨を案内しています。定額カルモくんも、審査結果により連帯保証人を設定して再審査を受ける場合があるとしています(各社の案内による。詳細は各社公式でご確認ください)。
4. 一定期間あけてから再申込する
落ちた直後にすぐ再申込するのは避け、原因への対処を済ませてから申し込むほうが無難です。会社によっては再申込までの期間を設けており、たとえば定額カルモくんは「審査結果の連絡から6ヶ月以上経過してから再申込が可能」と案内しています(会社により異なります)。
5. 与信の仕組みが違う会社を検討する
カーリース会社は、審査を行う仕組み(与信体制)が同じではありません。1社の与信で審査する会社もあれば、複数の信販会社と提携していて別の基準で改めて審査を受けられる会社もあります。そのため、1社で難しかった場合でも、仕組みの異なる別の会社では結果が変わる可能性があります(結果を保証するものではありません)。どの会社がどの仕組みかという横断比較は、次の記事で詳しく扱っています。
関連記事
カーリース選びの参考に、あわせてご覧ください。
各社の条件を同一基準で比較するカーリースタイムズのトップは こちら。
よくある質問(FAQ)
審査に落ちた理由は教えてもらえますか?
カーリース会社は、審査に通らなかった具体的な理由を申込者に開示しないのが一般的です。理由を推測する手がかりとして、まず自分の信用情報を確認する方法があります。
一度落ちたら、もう契約できないのですか?
そうとは限りません。原因に対処したうえで一定期間をあけて再申込する、連帯保証人を検討する、与信の仕組みが異なる別の会社を検討する、といった選択肢があります。ただし、いずれも結果を保証するものではありません。
信用情報はどこで確認できますか?
CIC(シー・アイ・シー)やJICC(日本信用情報機構)で、本人が開示請求して確認できます。CICはインターネット開示(スマホ)に対応し利用手数料は500円(税込)です(2026年9月時点/CIC公式)。JICCの手数料は公式サイトでご確認ください。
短期間に何社も申し込むと不利になりますか?
申込を行った事実は一定期間、信用情報機関に記録されます。短期間に多数の申込を行うと、その記録から影響が生じる可能性があると一般に言われています。申し込みは計画的に行うのが無難です。
収入が少なくても申し込めますか?
本人に安定収入がない場合でも「申込は可能」としている会社があります(連帯保証人が必要になる場合があります)。申込条件は会社によって異なるため、詳しくは各社公式や、会社ごとの比較記事をご確認ください。
アルバイトやパートでも審査に申し込めますか?
雇用形態だけで一律に判断されるわけではなく、収入の安定性や継続性などが総合的に見られるのが一般的です。申込条件や必要書類は会社によって異なり、本人に安定収入がない場合でも連帯保証人を立てて申し込める会社もあります。詳しい条件は各社公式でご確認ください。
過去に延滞や債務整理があると通りませんか?
信用情報の状況によって異なるため、一概に通る・通らないとは言えません。まずはCIC・JICCなどで自分の信用情報を確認するのが出発点です。自己破産・債務整理など信用情報に不安がある場合の考え方は、カーリースは自己破産・ブラックでも契約できる?で詳しく解説しています。
まとめ
カーリースの審査に通らない理由は、多くの場合「収入・支払い能力」「信用情報」「申込内容の不備」に整理できます。落ちた具体的な理由は開示されないため、まず信用情報を自分で確認し、誤りの訂正・申込内容の見直し・連帯保証人の検討・一定期間をあけた再申込・仕組みの違う会社の検討、という順で対処するのが現実的です。会社ごとの審査体制の違いは、あわせて比較記事もご覧ください。
本記事の各社情報は2026年9月時点で各社公式サイトが公表していた公開情報、信用情報機関の情報はCIC・JICC各公式の公表情報に基づきます。基準・手数料・条件は改定される場合があるため、お手続き前に必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。
自己破産や債務整理など信用情報に不安がある方は、カーリースは自己破産・ブラックでも契約できる?もあわせてご覧ください。

